記事紹介2022年04月08日

東京都心5区オフィス空室率はわずかに下落

三鬼商事(株)は7日、2022年3月の全国主要都市のオフィスビル最新市況調査結果を発表した。

東京都心5区(千代田区、中央区、港区、新宿区、渋谷区)の平均空室率は6.37%(前月比0.04ポイント低下)とわずかに反転下落した。大型解約の影響が少なかったことや、成約の動きが中小規模にとどまったため、東京ビジネス地区全体の空室面積がこの1カ月間で小幅に減少した。

新築ビルの空室率は19.99%(同3.09ポイント上昇)、既存ビルは6.23%(同0.06ポイント低下)。1坪当たりの平均賃料は2万366円(同52円減)と19ヵ月連続で下落した。

一方、大阪ビジネス地区の平均空室率は5.22%(同0.07ポイント上昇)と8ヵ月連続で上昇した。中小規模の成約の動きが出ていたものの、新築ビルへの移転に伴う大型解約のほか、縮小やグループ企業の集約などによる解約の影響が見られたため、大阪ビジネス地区全体の空室面積はこの1ヵ月間で約1,300坪増加した。

新築ビルの空室率は35.32%(同1.05ポイント低下)、既存ビルは4.52%(同0.10ポイント上昇)。1坪当たりの平均賃料は1万1,893円(同23円増)となった。

(不動産流通研究所より引用)

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