記事紹介2014年11月06日

東京都心Aクラスビル賃料、坪3万円台に回復/三幸エステート

三幸エステート(株)は29日、(株)ニッセイ基礎研究所と共同開発した成約賃料に基づくオフィスマーケット指標「オフィスレント・インデックス」2014年第3四半期版(7~9月)を公表した。

東京都心部のAクラスビル(延床面積1万坪以上、基準階貸室面積300坪以上、築年数15年以内)の賃料は3万335円/坪(前期比6.4%上昇)。09年第2四半期以来となる3万円/坪台を回復した。
 空室率は、5.0%(同0.3ポイント低下)で4期連続の改善となったものの、需給バランスの改善自体はペースダウンの兆しがみられる。

東京都心3区(千代田区、中央区、港区)の大規模ビル(基準階貸室面積200坪以上)の賃料指数を標準的な大規模ビル賃料単価(共益費を除く)で表した値は、1万7,062円/坪(同7.1%上昇)と改善。16期ぶりに1万7,000円/坪台に回復した。空室率は4.7%(同0.1ポイント低下)と2期連続で需給バランス均衡の目安とされる5%を下回った。

1994年第1四半期を100とする都心3区の規模別賃料指数は、「大規模」が78(同6ポイント上昇)と大幅に改善する一方、「中型以下」は77と1ポイント上昇にとどまり、「大型」は74で前期と変化がなかった。

都心3区の賃料対前年変動率は「大規模」が5.9%増、「大型」が5.3%減、「中型以下」5.2%減。「大規模」が3期ぶりにプラスに転じた一方、「大型」は7期ぶり、「中型以下」は3期連続のマイナスとなった。

(不動産流通研究所より引用)

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